
雪がちらつく、底冷えの京都・山科。主君の切腹で浪人となった
大阪・国立文楽劇場で上演中の「
本蔵の娘・
本蔵は、刃傷事件の際、殿中で
本蔵は息も絶え絶えに言う。《忠義にならでは捨てぬ命。子ゆゑに捨つる親心。推量あれ由良助殿》。武士は忠義に死ぬべきだが、私は娘のために死ぬ、その心を察してくれと。本蔵の人形を遣うのは、桐竹勘十郎。太夫の豊竹藤太夫が鶴澤藤蔵の三味線にのせ、切実な親心を際立たせた。
武家社会の忠義を描いた壮大な群像劇の中で唯一、娘の幸せを願って死を選んだ本蔵。むしろ忠義の否定とも受け止められかねないこの九段目にこそ、初演から250年を超えてなお、名作たりえる由縁があるのかもしれない。(冨野洋平)
仮名手本忠臣蔵 国立文楽劇場が開場35周年を記念し、春夏秋の3回に分けて全11段を通し上演する最終回。11月24日まで夜の第2部で八~十一段目を披露する。
八段目「
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