K-1スーパー・フェザー級王者・武尊(28)が25日、前日の試合内容を反省するとともに、来年の完全復活をファンに約束した。

横浜アリーナで行われた「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(日刊スポーツ新聞社後援)の、同級スーパー・ファイト(ノンタイトル)で、前フェザー級王者の村越優汰(25)に勝利したものの、2-0の判定勝ちという不満の残る内容。都内で一夜明け公開会見した武尊は、ケガのため8カ月ぶりとなったK-1のリングで「ブランクを埋めるトレーニングをしてきたが、試合で出せなかった」と悔しがった。

「圧倒的に勝とうと思って力が入った」という武尊。村越のうまさに「すかされた」ところもあったが、ケガをした右拳に入れていた衝撃吸収剤を試合当日に外し「思い切り振り切れないことがあった」と、試合の舞台裏を明かした。

試合後のリング上から「来年、オリンピックに負けない格闘技の大会をやりましょう」とファンに呼びかけた武尊。この日は「やるんだったら、日本で1番大きな会場で、世界に配信される大会をやりたい」とより具体的なビジョンを描いた。

「昨日は完全復活とは言えなかった。もっと体を元に戻して、来年はKOで勝つ」と3月のケーズフェスタを見据えていた。