2019年12月01日21時14分
決勝でバルタグル・イェルシン（左）を攻める谷岡倖志郎＝１日、東京・両国国技館
谷岡はうまくいなし、圧力十分のイェルシンの突進をかわす。右四つに組むと、すかさず左からの上手投げ。「今まで相撲を取ってきてよかった」。アマチュア相撲最高の栄誉を大学４年となってつかみ、両手を突き上げて喜んだ。
１１月の全国学生選手権では準優勝。その決勝で敗れた中村に、決勝トーナメント２回戦で借りを返すと、「どんどん体が動いてきた」。雪辱も果たし、一気に頂点へと駆け上がった。
大相撲の幕下１５枚目格付け出しの資格を得たが、プロには進まず、母校の大阪・近大付高で指導者の道を歩む予定。「子どもを教え、全国で活躍できる選手を育てたい」という強い思いからだ。
１８０センチ、１２５キロ。白鵬や元横綱千代の富士の動画を何度も見て、低い当たりなどを己の武器にした。研究熱心な性格。自身の経験が後進の糧となれば、何よりの喜びになる。 
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December 01, 2019 at 07:14PM
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谷岡、好機逃さず 後進育成の夢描く―相撲全日本選手権 - 時事通信ニュース
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