ピーマンを収穫する園児ら=今年9月、茅野市湖東のイマイ農園で |
茅野市の保育園児らの原作による絵本が来年二月の出版に向け、制作が続けられている。タイトルは「ピーマンのピー太郎(仮称)」で、食育が目的のプロジェクト。発案した岡谷市塚間町の金元醸造専務の小口隆彦さん(44)は、インターネット上で出版費用を募るクラウドファンディングに挑戦中だ。
小口さんが絵本制作を思い付いたのは、小学生の娘の風邪がきっかけ。娘に読み聞かせをする絵本を購入するため市内の書店に足を運んだところ、自分が子どもの頃に読んでもらった絵本が目に入った。
「見ているうちに自分が子どもの時、絵本に出てくる料理を無性に食べたくなった記憶がよみがえり、食育に生かせないかと思いました」。知り合いの農家や画家、飲食店主らに絵本制作の協力を呼びかけた。
園児が描いたピーマンや畑の絵を手にする小口さん=岡谷市で |
大人の視点ではなく、子どもたちの目線から絵本を創作したいと考え、茅野市の湖東保育園と笹原保育園の年長児三十人にプロジェクトへ参加してもらった。同市湖東のイマイ農園が畑を提供し、園児らは今春にピーマンの苗を植えて九月に収穫。給食でカレーやサラダにして食べた。物語は園児ら自身が体験を元に考案。ピーマンの成長過程とともに、主人公のピー太郎が畑から飛び出して冒険を始めるストーリーを展開する。
小口さんは「ピーマンの実が大きな葉に隠れているのを目にして、子どもたちはピー太郎に外の広い世界を見せてやりたいと考え、冒険を思い付いたようです。大人ではなかなか出てこない発想ですね」と目を細める。
絵を担当するパステル画作家の北林さん=伊那市で |
絵は伊那市在住のパステル画作家の北林博美さんが担当し、現在制作を急ぐ。子どもたちが畑で農作業している様子や、周辺の山々も描いていく予定で「野菜の持つ強い生命力も表現し、見た人がわくわくするような絵にしたい」と語る。
クラウドファンディングの支援金の目標額は八十万円で、来年一月二十四日まで募集している。百部制作し、園児や制作に協力した人に贈る。余った支援金は茅野市こども課に寄付し、食育関連費用に充ててもらう考え。詳細は「園児がお話を作る野菜の絵本」で検索。
(福永保典)
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December 19, 2019 at 03:10AM
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園児が描く冒険物語、絵本に 茅野の小口さん、ネットで出版費募る - 中日新聞
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