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【東京すくすく】〈古泉智浩さんの子育て日記〉11・「うーちゃんは足が遅い」と友達に言われて… - 東京すくすく

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保育園の生活展で、お絵かき好きのうーちゃんの絵。運動の時間は好きではないようで…

 養子のうーちゃん(5歳・男)は保育園でおとなしい方です。ある朝お友達に「うーちゃんは背も低いし、足も遅い、ポケモンも詳しくない」と意地悪を言われました。うーちゃんはその場で目線を落としてじっと固まったまま。隣には妹のぽんこちゃん(里子2歳)がいて、彼女もなにやら神妙な顔つきで黙ってしまいました。みっともない姿を妹にまで見られて、かわいそうで胸がつぶれそう。


〈前回はこちら〉10・「抱っこ!」には即対応 血縁なくても愛着を育みたいから


 うーちゃんは言われるほど背は低くありません。手足が大きくて将来は高身長のがっちりした体形になりそうです。足は確かに遅いかもしれませんが、それはすなわち僕ら親のせい。僕もママもインドア派で、外で元気に駆け回るような遊びをしていません。このままでは運動嫌いの子どもになってしまいそうです。

 運動の時間が嫌で、自由時間は活発なお友達を尻目に教室でお絵かきをしているうーちゃん。そんな子の個性も大切にするべきですが、子ども同士の世界は弱肉強食。もしかしたら意地悪されることが多くなってしまうかも、と心配です。園や学校が楽しくなくなったら毎日が地獄です。

 できればクラスの中で、上でも下でもなく平穏な毎日を送ってほしい。というのも僕が陰気な子どもだったから。せっかく血縁がないのだから、そこは似ないでほしい。

 そこで、毎週日曜は公園で遊ぶことにしました。ママとぽんこちゃんも一緒です。ボール遊びに誘うと「僕はボール遊びが嫌いなんだ」と言います。すでに苦手意識があるようです。楽しく遊んで好きになればちょっとずつ上手になるはずです。みんなでキャッチボールをしました。

 うーちゃんに向かって山なりにボールを投げると、さっと背中を向けて避けます。ふわふわのボールをふわっと投げているのに怖いようです。転がったボールを追いかけてつかむので、「こっちに投げて」と言うと、走って近づいてきて手渡します。「ちがうよ、遠くから投げて」。すると、誰もいない方向に向けて投げ、追いかけて自分で拾います。その後は誰にも渡そうとせず、ずっと持ったまま逃げ回っていました。

 そのうち足で蹴ってドリブルを始めたので、とりあえずはボールにも親しんだようです。何より楽しそうでした。ぽんこちゃんもボールを持つと誰にも渡さず大切な宝物のように抱えて逃げ回っていました。(漫画家)

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February 28, 2020 at 10:00AM
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