子どもにお絵かき玩具は必需品というママも多いのでは?でも、お絵かきと言えば、クレヨンやペン、絵具を使うと床や壁、お洋服が汚れてしまうので、ママ泣かせの遊びでもありますよね。
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そんなママの悩みを解決してくれるお絵かき玩具が、パイロットインキの「スイスイおえかき」です。
Instagram上でも、「#スイスイおえかき」のハッシュタグに1,900件以上もの投稿があり、子どもたちやママたちに愛用されているようです。
「スイスイおえかき」は、今年20周年を迎えるという、ロングセラー商品。すでに世界でも販売され、累計3千万個も販売されているそう。
今回は、水だけで描ける不思議なしくみや開発の経緯、歴代商品、ママや子どもにとってのメリットなどを調べてみました!
「スイスイおえかき」は、専用のシートに、水を入れた専用のペンを使って描くと、描いたところのシートの色が変わるのが特徴です。
シートに描いた文字は、水が乾くと消えるので、消す必要も、インクが減ることもなく、何度も描けるのは便利。
お絵かきというと気になるのが汚れですが、「スイスイおえかき」は、水で描くのでインクが床やお洋服につくこともなく、シートの裏側は耐水性なので、床をぬらすこともないんです。
その仕組みを簡単に説明しましょう。
この「スイスイおえかき」の構造は、一番下に色のついた布製のシートがあります。
そしてこの布製シートの表面には、「水発色インキ」が塗られており、「特殊水変色層」ができています。この特殊水変色層は乾燥している状態では不透明なので、一番下のシートの色は薄くしか見えません。
「特殊水変色層」は、水でぬらすと瞬時に透明になる性質があるので、水の出る専用ペンで「特殊水変色層」の上をなぞると、そのなぞった部分だけが透明になります。
すると、透明になった部分だけ下地のシートの色がはっきり見えるようになり、なぞった部分の色が濃く見えるのです。
これにより、水ペンで描いた模様や文字が浮かび上がって見えるのです。
あの「フリクションシリーズ」に次いで開発された「スイスイおえかき」
「スイスイおえかき」は、どのような経緯で誕生したのでしょうか?
実は、パイロットでおなじみの、こすると消えるボールペンなどの「フリクションシリーズ」に次いで開発されたものなのだそう。
フリクションシリーズに使われているのは「温度によって色が変わるインキ」でしたが、次なる挑戦として、「水で変色するものができないか」と考えたのが、「スイスイおえかき」開発のきっかけだったといいます。
2年という歳月を経て、何度も失敗を重ねて生地の選定、インキの配合、印刷方法を変えながら、試行錯誤の末、2000年の商品化に至ったといいます。
「スイスイおえかき」は、もともと子ども向けのお絵かき用として考案されたのでしょうか?
パイロットインキの担当者は、開発当時について次のように話します。
担当者「当初、いろいろなおもちゃでの商品化を目指して、水で変色するインキの開発をスタートしましたが、水を使用するため、『安全で汚れない』という特性を生かすと、子どものお絵かき遊びに適したものであり、実際に小さなお子様1人だけでも簡単に遊べるお絵かき玩具に最適とわかり、商品化となりました」
はじめから、小さい子どもにぴったりの特性が生かされ、開発されたようですね!
この「スイスイおえかき」、20年の間でさまざまな種類が発売されてきました。その数はおよそ80種以上!
パイロットインキの担当者は、歴代の種類について次のように話します。
担当者「ペンの改良やスタンプなどの付属品の開発で、遊びの幅が広がる中、電池を使用し、描いた水の線路を電車がなぞり動くような商品や、お出かけ用に携帯できるサイズのもの、発色があざやかな水ぬりえなどの種類を発売してきました」
定番は大きなシートタイプ。床にシートを広げて、のびのびと描くことができます。
そして、ただ絵や文字を描けるだけでなく、塗ることでイラストや文字が現れる「ぬりえ」タイプも登場。これはノート型で、机の上で使用するものです。
後に「ひらがなれんしゅうシート」も発売され、“知育”要素も出てきました。
その後は、カラフルマットや壁に貼って描ける「壁におえかきシリーズ」や、どうぶつずかんや新幹線、メルちゃんのおうちとコラボしたものなど、さまざまなバリエーションが登場。
さらに持ち運びできるバッグ型は、お外でも気軽に持っていってお絵かきできる便利な商品。レストランでの待ち時間などにも、持参すれば楽しく遊べそうです。
ぐちゃぐちゃに汚れることなく、お絵かきが楽しめることで、国内及び海外でも高い評価を受け、知育玩具として多くの国から表彰されているのだとか。
- 水で描くからはみ出してもOK!部屋もお洋服も汚れない。
- 描いても乾くと消えるので、何度でも使えるから経済的。
- シートは布製で折りたためるので、収納場所をとらない。
実際、ママたちからも
「水で描けるところが買う決め手になりました。クレヨンだと机、壁などにいたずらされないかヒヤヒヤでしたが、これならその心配もなし」
「手や服、床などを汚すことなく、何度でも使える点がいいですね」
「たたんでしまえるので場所を取らず、旅行などに出かけた際も、宿泊先で使っています」
などの声が挙がっています。
子どもにとっても、お絵かき中、どこかを汚してママに怒られることもなく、大きなシートにのびのびと思う存分お絵かきできるのはメリットが大きいはず!
また知育玩具としての側面もあるので、学びにも役立ちそうです。
まだ遊んだことのない家庭は、ぜひ一度わが子にぴったりの種類を見つけて、遊ばせてみてはいかがでしょうか。
"お絵かき" - Google ニュース
March 23, 2020 at 09:27AM
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