アマビエ御朱印 祈り込め 粟津・大王寺の住職描く - 中日新聞

アマビエの絵を手にする北原華蓮住職＝小松市粟津町の大王寺で

　小松市粟津町の大王寺の北原華蓮住職が、絵に描くと疫病が鎮まるという言い伝えがある妖怪「アマビエ」を御朱印や色紙などに描いている。

　アマビエは人魚に似ており、京都大付属図書館が所蔵する江戸時代の瓦版に残っている。江戸時代後期の一八四六年に現れ「疫病がはやったら自分の姿を写し人々に見せよ」と告げたとされる。

　海から現れたアマビエが髪をなびかせる姿を描いた。うろこやひれを色鮮やかに塗るなどかわいらしく表現している。同寺の本尊である薬師如来への祈りの言葉なども書き添えた。

　インターネット上でアマビエを知った北原住職が、新型コロナウイルスの感染拡大が鎮まるよう、四月初めから本格的に描き始めた。御朱印に添えたり色紙に書いたりして、これまでに五十枚以上描いた。

　北原住職は「早く終息することを願い、絵を見た人が明るい気持ちになるように描いた」と話している。（坂麻有）

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May 05, 2020 at 09:54AM
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