北朝鮮の強制収容所をリアルに描いたアニメ映画が完成、最高の権威を誇る国際アニメ映画祭の長編部門にノミネートされた。制作者は「地獄のような環境の中にも、ユーモアや友情、恋愛があったことを知ってほしい」と語っている。
この映画は「トゥルーノース」(TRUE NORTH、九十四分)。監督したのは東京都内在住の在日韓国人四世、清水ハン栄治さん(49)だ。
アヌシー国際アニメーション映画祭は毎年六月にフランスのアヌシーで開催される。今年は新型コロナウイルスの影響で、十五日からオンラインで開催されている。この映画祭では過去、宮崎駿監督や高畑勲監督が最高賞を受賞している。
一九六〇、七〇年代に日本から北朝鮮への帰国事業に参加した家族を主人公とし、日本人拉致被害者のエピソードも登場する。
収容所を経験した脱北者への聞き取り調査を行い、アニメに反映させた。制作はインドネシアなどで行い、完成まで約十年かかった。費用はほとんど自費でまかなったという。映画祭後には、一般公開も計画している。
清水さんは、世界各地で幸せの姿を探り、日本でもヒットしたドキュメンタリー「happy しあわせを探すあなたへ」のメインプロデューサーを務めた。
強制収容所という全く違うテーマを選んだのは「もしかして、自分の家族が北朝鮮に行っていれば私も収容所に送られていたかもしれない」との思いからだ。「最悪の人権侵害の実態を知らせ、共感してくれる人を増やしたい」と話した。
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