【エンタなう】 西側でロックミュージックが百花繚乱の1970~80年代。ソ連でも共産党員の監視下で、レニングラードの若者たちがライブに熱狂していた。映画「LETO-レト-」(公開中)は、ロシア伝説のミュージシャンをモデルに、名曲の数々が彩るみずみずしい青春譚だ。 レトは、夏を意味する。海辺でギターを奏でながら、持ち込んだワインをあおっている。 国民的バンド「キノ」のボーカルであるヴィクトル・ツォイのデビュー期にスポットをあて、彼の才を見出したロック・シンガーのマイク・ナウメンコ、その妻ナターシャの3人を軸に、モノクロームのカメラが切り取る日常はきらめている。やがてナターシャがヴィクトルに恋心を抱き、ヴィクトルは音楽的にマイクを尊敬する微妙な三角関係に。その揺れ動きも音楽の糧となる。 ペレストロイカ目前の劇場では立ったり叫んだりを監視員に禁じられながら、“自由と音楽”を求める若者たちの勢いが止まらない。くすんだ町並みが、音楽の化学反応で時折カラーになる場面が粋。T・レックス「ブロークン・ハーテッド・ブルース」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、イギー・ポップ「パッセンジャー」…。 当時はレコード盤が高く、オープンリールで録音しては歌詞を書き留めていた。レコーディングの質に不満をもらすヴィクトルに、「そのぜいたくな悩みを楽しめ」と、先輩のマイクが声をかける場面が胸に刺さる。(中本裕己)
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July 28, 2020 at 02:59PM
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旧ソ連でロックを切り拓いた若者を描く 「LETO-レト-」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
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