広島・長崎への原爆投下から七十五年となる節目を前に、県庁で三日、被爆の実情を伝える「平和のパネル展」が始まった。実行委員会による恒例の催しで、今年は広島の高校生と被爆証言者が共同制作した「原爆の絵」の複製を初めて展示した。十七日まで。(村松秀規)
船の間に浮かぶ死体を見てうなだれる人、がれきの下に横たわる生焼けの死体−。十九階展望ロビーに並ぶ二十一枚の絵の複製が、当時の記憶を生々しく伝えている。
これらの原画は、広島市立基町(もとまち)高校の生徒が被爆者の証言を聞きながら、約一年かけて仕上げた。広島平和記念資料館の取り組みで、制作は二〇〇七年度から続いている。同館によると、今夏までに百五十二点が完成した。
パネル展のオープニングセレモニーがあり、参加した県原爆被災者友の会の西本多美子会長(79)は、新型コロナウイルスで関連イベントの中止が相次ぐ中、開催に感謝した。被爆者の減少や高齢化への危機感も示し「一人でも多くの人に来てもらい、どういうことが起きたのか見て、感じてほしい」と語った。
会場には、被爆地の様子などを写真や文章で紹介するパネルも並ぶ。展示は午前十時から午後八時まで。最終日は午後四時まで。
関連キーワード
"描く" - Google ニュース
August 04, 2020 at 08:35AM
https://ift.tt/3i3Zw8p
高校生が描く原爆 悲惨な記憶伝える 県庁で平和パネル展 - 中日新聞
"描く" - Google ニュース
https://ift.tt/2q5JR3l
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "高校生が描く原爆 悲惨な記憶伝える 県庁で平和パネル展 - 中日新聞"
Post a Comment