ラグビー・トップリーグ(TL)のヤマハ発動機は来季に向け、スーパーラグビーで日本人初のヘッドコーチ(HC)としてサンウルブズを率いた大久保直弥さん(44)をHCに迎えた。堀川隆延GM兼監督(47)、昨年のラグビーW杯日本大会で日本代表スクラムコーチだった長谷川慎ハイパフォーマンスコーチ(48)とタッグを組む和製指導陣で悲願のTL初優勝を目指す。ヤマハ発の取り組みを紹介する連載の2回目。
◇ディテールを追求できる日本人
堀川監督が大久保HCを迎えたのは、日本人で最も優れた指導者の一人だからだ。10年余りもチームに在籍する元ニュージーランド代表モセ・トゥイアリイ・スキルコーチ(39)を除き、チームスタッフは全て日本人でそろえる。その理由を、堀川監督は明快に語る。
「清宮さんとヤマハスタイルを作り上げる中で、ディテールにこだわれるのは日本人しかいないという結論に至った。日本人が世界に勝つ必要なことは、日本人が考えた方がいい」
ディテール。きめ細かな戦術を練り上げ、その戦術に合う技術を丁寧に磨き上げる。日本代表のジェイミー・ジョセフHCのもとで、堀川監督はコーチとして3年かかわった。「実際に作り上げてきたヤマハスタイルは代表の戦術と比べても劣っていない。どこにも負けないくらいディテールにこだわってきたことが、外に出て初めてわかった」
2輪メーカーの企業人として重ね合わせるのは、日本のものづくりだ。「ディテールにこだわる力が俺たちにはある。日本人、日本チームが世界で勝つには、ディテールを大切にする姿勢が重要。たぶん、外国人コーチにはできない」
◇世界を意識するヤマハ発動機
世界に打って出ていこうとするチームづくりが、選手を代表に送り込む近道とも考えている。「直弥に来てもらった最大の理由は、世界にこれから挑戦するんだというメッセージ」と堀川監督。大久保HCの招聘(しょうへい)は本気で世界に挑戦する意思表示でもあると言う。
堀川監督と大久保HCの出会いは2年前、ジャパンAのニュージーランド遠征だ。コーチとして参加した2人はチームづくりを議論していく中で意気投合した。「日本人として初めてサンウルブズを率いた直弥にしかわからない境地がある。チャレンジする姿勢が、ヤマハに新たな風を吹き込んでくれると期待している」
来季のチーム目標は「記憶に残るナンバーワンのチーム」。堀川監督は言う。
「ファーストミーティングで選手に伝えたのは、過去最高のヤマハになるということ。自分たちの記憶の中でも最強のチームになり、見てくれている方々にも記憶に残るチームになろうと言った」
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