俳優、香川照之(54)が今冬放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ「当確師」に主演することが2日、分かった。作家、真山仁氏の同名小説の初実写化で、当選率99%を誇る凄腕選挙コンサルタントの活躍を描く。TBS系「半沢直樹」での熱演で視聴者を魅了した演技派は、新たなキャラクターを前に「うさん臭く演じたい」とヤル気をみなぎらせている。
圧倒的な存在感と濃厚な演技で数々の作品を彩ってきた香川が、今度は選挙戦の“軍師”に挑戦する。
「当確師」は、ベストセラー「ハゲタカ」シリーズで知られる真山氏の同名小説が原作。敗色濃厚な選挙戦でも必ず当選させることから“当確師”の異名を持つ選挙コンサルタント・聖達磨(ひじり・たつま)が、日本一有名な市長の再選を阻止すべく対抗候補と確率0%からの大逆転に挑む姿を描く。
達磨は依頼者に多額の報酬を要求し、勝利のためならどんな手段もいとわないダークヒーローで、クセのある難役に選ばれたのが「半沢直樹」で主人公の宿敵・大和田暁常務を全身全霊で演じた香川だ。制作側から「真山さんが創り出したこの強烈な“怪物”を演じられるのは香川さんしかいない」と起用され、飛ぶ鳥を落とす勢いの実力派俳優と人気作家の強力タッグが実現した。
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