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大倉忠義主演『知ってるワイフ』新キャストに松下洸平、川栄李奈、瀧本美織ら - ORICON NEWS

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 人気グループ・関ジャニ∞大倉忠義が主演、女優の広瀬アリスがヒロインを務める来年1月からスタートするフジテレビ系木曜劇場『知ってるワイフ』(毎週木曜 後10:00)の新たなキャストが28日、発表された。松下洸平川栄李奈瀧本美織森田甘路マギー猫背椿おかやまはじめ生瀬勝久片平なぎさがドラマに欠かせない個性豊かな人物を演じ、奇跡の物語を彩る。

 大倉演じる主人公・剣崎元春(けんざき・もとはる)はあおい銀行に勤め、結婚5年目で2児の父親。職場では上司から業績を上げろと叱責され、仕事に疲れ果てて帰ると恐妻・澪(けんざき・みお/広瀬)から怒鳴られる、肩身の狭い毎日を過ごしている。同僚と飲みに行っては「澪はモンスターだ…」と愚痴をこぼすも、周りは結婚しても幸せそうで、自分だけが貧乏くじを引かされたのでは?と不満を抱いている。一方の澪も、仕事を言い訳に家事と育児を押し付けては、酔っ払って帰ってくる元春が憎たらしくてたまらない。パート仕事や母の介護、元春にも協力してほしいのにロクに話も聞いてもらえず孤独を感じている。

 ふたりの共通の思いは「なんでこの人と結婚してしまったのだろう」。ある日、大学時代“女神”と呼ばれ男子学生の憧れの的だった後輩と偶然再会。「好きだったの」と打ち明けられ、「ああ、彼女を選んでいたら…」と後悔してしまう。そんな矢先、元春は街中で話しかけられた男からもらった500円硬貨がきっかけで、突然学生時代にタイムスリップ。「過去に戻って選択を変えれば、妻が替わり、人生も変わるのでは!?」ともくろみ、もうひとつの選択をして理想の人生を手に入れる。しかし、有頂天の元春の前に現れたのは、澪だった…。

 大倉とは初共演という松下演じる津山千晴は元春とあおい銀行で入行同期。穏やかで楽天家。かつてはプレーボーイで派手な女性関係だったが、あっさり結婚して現在は双子のパパとして円満な家庭を築いている。元春の良き理解者で、夜中に呼び出されて愚痴を聞いてあげることも。一方、川栄演じる剣崎なぎさは元春とは5歳違いの妹で、歯に衣着せぬ性格で、兄・元春よりも頼もしい。面倒見も良く、昔から元春の世話を焼くこともしばしば。義姉・澪のことも気にかけて、元春のフォローの役割を担うことも。公務員試験を受け続けているが、毎年不合格。他の目標を模索するも、兄夫婦の結婚生活を見ながら、「なんとなく結婚はまだいいか」と考えている独身女性だ。

 瀧本は元春の後輩・江川沙也佳を演じる。両親は日本を代表する大企業の社長で超が付くほどのお金持ちのお嬢様。元春の大学の後輩で、チェロを専攻。大学のマドンナ的存在で誰もが彼女に憧れ、元春もその1人だった。卒業後は、渡米してニューヨークの楽団に入団する。久しぶりに帰国し、偶然元春に再会。「昔、好きだったの」と元春に告げる。そして、生瀬が演じるのは謎の男・小池良治。「人生は変えられる」と元春に500円硬貨を渡し、タイムスリップするきっかけを与える本作のキーパーソン。怪しい風貌のホームレスだが、元春に一方的に人生相談されることに。気になる素性が少しずつ明らかにされていく。

 片平なぎさは澪の母・建石久恵を演じる。明るく家族思いの“肝っ玉母さん”。しかし夫の急死から立ち直れず、精神的に不安定になり、やがて認知症を発症。現在は一人暮らしで、認知症も進行気味。娘の夫である、元春のことを我が子のようにかわいがり、信頼もしている。

 また、元春の学生時代からの親友で元春と津山が入り浸る居酒屋のオーナー・木田尚希(きだ・なおき)役を森田甘路、元春の上司であおい銀行融資課課長・西徹也(にし・てつや)をマギー、窓口課課長・小谷つかさ(こたに・つかさ)役を猫背、支店長・宮本和弘(みやもと・かずひろ)役をおかやまがそれぞれ演じる。

■各コメント

・松下洸平
――台本を読んで
「ファンタジーな設定ですが、中で起きる事はとてもリアルだなと思いました。夫婦間や恋人同士のすれ違いはすごく現実的で共感ポイントがたくさんあると思います。ちなみに僕はこの作品がキッカケで韓国ドラマにハマりました」

――今作の役柄について
「津山はとてもオープンな人です。いつもなるべく笑顔でいる事を心がけました。あまり感情を出さない朴訥(ぼくとつ)とした元春といつもサラッと気の利く津山との差をいかに作れるか必死でした! なぜなら元春は笑顔が最高に素敵な大倉さんなので(笑)」

――初共演となる大倉の印象
「大倉さんはとても大らかで本当に優しいです。そしてよく笑ってくれます。一緒のシーンの時はいつも心が穏やかな自分がいました。例えば僕が何か言った事に対して、大倉さんが笑ってくれるとそれだけで幸せな気持ちになります(笑)。一緒出来て本当にうれしかったです」

・川栄李奈
――台本を読んで
「お話をいただいた時に韓国の原作ドラマを見たのですが、とても面白かったです。それから台本を読ませていただき、やはり面白かったです。元春の妹・なぎさの目線でも共感出来る部分がたくさんありました。いろいろなキャラクターが登場するので、幅広い年代の方々が登場人物の“誰か”に共感出来る作品だと思いました」

――今作の役柄について
「すごく物事をハッキリと言う人だと思いました。基本的には明るくて、元春との兄妹の絆のようなものも持っていると思います」

――初共演となる大倉の印象
「すごくクールな方なのかなと思っていましたが、現場の待ち時間などでは関西弁が出たりして、面白い方です」

・瀧本美織
――台本を読んで
「いろいろな要素がギュッと詰まっていて、ラブストーリーでありながらヒューマンで、ファンタジーの要素も入っています。韓国の原作ドラマも見たのですが、人生丸ごと愛おしくなるような温かい気持ちになれる作品だと思いました。今回の台本も同じように、人生の大切な瞬間がたくさん散りばめられていて、キュンとなったり、切なくなったり、いろいろな気持ちになりました」

――今作の役柄について
「沙也佳は欲求に忠実で、言い淀(よど)む事がなく何でもスパスパと言うので、気持ち良いくらい本能のままに生きている女性だと思います」

――7年ぶりの共演となる大倉の印象
「7年前は兄妹役で共演させていただいたのですが、その時の役はほとんど昏睡状態で、大倉さん演じるお兄ちゃんとはあまり会話を交わすシーンがなかったので、今回は妻役としてお芝居させていただけるのが楽しみでした。大倉さんは、とても柔らかい雰囲気を持っていらっしゃって、うそがなく正直というか素直なところがすごく気持ちの良い方だなと思います」

・生瀬勝久
――台本を読んで
「不思議な世界観だなぁ、と。でも“過去に戻って人生をやり直したい”というのは、皆人生の中で一度は夢見る事だから、面白いなぁと思いました」

――今作の役柄について
「異常者に見えちゃいけないし、かといって、わかりやすいキャラクターになってもいけないので、繊細に演じたつもりです」

――10年ぶりの大倉との共演について
「いい年のとり方をしたな〜。演技の振り幅も大きくなったし…。偉そうにごめんなさい」

・片平なぎさ
――台本を読んで
「実は認知症をもう少し重く捉えていたのですが、物語の中の久恵は、とてもかわいいと思える存在でした。ドラマが放送される時間帯に、若い方たちが見ても暗くはならない“ちょっぴり子供返りしたおばあちゃん”というキャラクターのあり方になっていて、これは楽しみだわと思いました」

――今作の役柄について
「認知症を患う前は、きっと家族を愛し、元気で明るく、茶目っ気がある女性だったんじゃないかな?と、台本から読み取る事が出来ました。なので、認知症を発症した後も、そんな一面をのぞかせる母を心がけて演じました。演じていると共感できるところも多々あり、等身大の私に近いのでは!?と思う瞬間もありました」

――初の親子役での共演となる広瀬の印象
「以前共演したドラマでは、私がアリスちゃんを殺そうと企(たくら)む設定でしたから、今回は娘のアリスちゃんを思いきり愛して、汚名返上のチャンスです(笑)。アリスちゃんは、どんなに疲れていても、いつも明るく、元気で、現場を盛り上げてくれました。本当に素敵な女性です。カットがかかるまで仲良くつつき合ったり、そんな親子の芝居ができるのも彼女が心を開いてくれるおかげでとても楽しく、演じやすかったです。ありがとう」

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