新潟市水道局は27日、寒波による水道管の漏水が相次ぎ水道使用量が急増したとして、一部地域で28日午後10時から29日午前6時まで計画断水をすると発表した。対象は中央、西、秋葉、西蒲の各区の一部と、新潟市が給水する田上町の一部の約2万5600戸。天候次第で29日以降、地域を替えて断水する可能性もあるとして、市は漏水の確認や節水を呼びかけている。
寒波による新潟市内の計画断水は2018年1月の西蒲区以来で、中央、西、秋葉区では初めて。断水は中央区が約5600戸、西区約1万2千戸、秋葉区約2600戸、西蒲区約5400戸、田上町14戸。病院などがある地域は可能な限り避けたという。断水時間中、4区の5カ所に給水拠点を設ける。
新潟市内の浄水場では26日以降配水量が増え、27日は通常時の約3倍となった。西蒲区の巻浄水場では約4倍に達した。水道局は、凍結した水道管の破裂による漏水のほか、凍結防止のための水道の出しっ放しや、融雪での使用などが要因とみている。水の供給が不足し、地域全体が断水状態になるのを防ぐため、計画的な断水を決めた。
水道局には24日から27日午後5時までに、市民から水道管に関する連絡が1862件あった。内訳は凍結が1060件、漏水が802件。空き家など把握されていない漏水も相次いでいるとみられる。
水道局の帆苅功技術部長は27日、市役所での臨時記者会見で「何もしなければエリア全部が断水になってしまう。それは回避しなければならない」と説明。今後、低温や強風などが重なれば、ほかの地域でも計画断水をする可能性があるとした。
一方、阿賀町は配水池の水位が低くなったため、日出谷地区の約170戸を対象に、27日夜から29日午後6時にかけて計6回の断水を行うと発表した。
26日夜から約1万3千世帯で断水・減水した佐渡市は、漏水世帯の止水が進み、27日夜の計画断水を回避した。両津、相川地区の一部では27日午前から断水を行ったが、午後3時までに解消した。
[新潟市・計画断水]市内に臨時給水場所を設置(28日午後10時-29日午前6時)
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