国会での憲法論議をめぐり、立憲民主党の小西洋之参議院議員が「審査会の毎週開催はサルがやることで、蛮族の行為だ」と述べたことに対し、衆議院憲法審査会では、発言の撤回や謝罪を求める意見が相次ぎました。
参議院憲法審査会で、野党側の筆頭幹事を務める立憲民主党の小西洋之議員は29日、「審査会の毎週開催は、サルがやることで、蛮族の行為だ。憲法をまじめに議論しようとしたら、毎週開催できるわけがなく、衆議院の憲法審査会は、誰かに書いてもらった原稿を読んでいるだけだ」などと述べました。
30日に開かれた衆議院憲法審査会では、小西氏の発言に対し、出席者から「私たちはサルでも蛮族でもなく、与野党合意の中で真摯(しんし)な議論を重ねてきたことへの冒とくだ」という批判や「私は自分の原稿を自分できちんと書いている」などとして、発言の撤回や謝罪を求める意見が相次ぎました。
これを受けて、立憲民主党の中川憲法調査会長は、小西氏に発言の真意を確認する考えを示し、自民党の森英介審査会長は「私に対応を一任してほしい」と述べました。
一方、30日の審査会では、長年、国会での憲法論議で中心的な役割を果たし98歳で亡くなった中山太郎元外務大臣に対し、与野党の議員が哀悼の意を表しました。
自民 新藤政調会長代行「人間性の問題か」
衆議院憲法審査会で与党側の筆頭幹事を務める、自民党の新藤政務調査会長代行は、記者団に対し「参議院議員が衆議院憲法審査会の運営に物申すこと自体が、とても驚きだ。小西議員の発言をどう取り扱うのか、まず立憲民主党内できちんと対処してもらい、われわれに状況を報告してほしいと申し上げた。大変、残念で受け入れられない発言であるが、最終的には人間性の問題かな、という気もしていて、私たちは精いっぱい努力しながら政局と離れて憲法審査の議論をさらに深めていきたい」と述べました。
立民 中川憲法調査会長「そのような見解 党は持たず」
また、記者団が「小西議員の見解は立憲民主党の見解とは違うのか」と質問したのに対し、中川氏は「もちろんだ。そのような見解を私たちは持っていない」と述べました。
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