大阪府市が誘致を進める、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の区域整備計画が14日、政府に認定された。IRの予定地は大阪湾にある人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)。大阪・関西万博の会場ともなっている埋立地の北岸が整備エリアとなり、甲子園球場約13個分の敷地に今後カジノをはじめ、大規模な国際会議場などが設置される。
大阪府市のIR整備計画によると、約49万平方メートルの敷地は大きく4つのゾーンに分けられ、巨大な噴水が目を引くオープンスペース「結びの庭」ゾーンを取り囲むように、エンターテインメント施設を中心とする「関西ゲートウェイ」▽国際会議場などで構成する「イノベーション」▽海岸沿いの「ウォーターフロント」-の各ゾーンを設ける。
目玉の集客施設となるカジノは、新設される地下鉄駅近くのゲートウェイゾーンに整備。消費額に応じて「マス」「プレミアム」「VIP」の3層に分けられたフロアには、ルーレットやバカラなどディーラーのいるゲームができるテーブルを計約470台、スロットマシンなどを約6400台配置する。各所に飲食店や酒類を提供するサービスバーも設ける。
運営のノウハウは、米ラスベガスやマカオなどでIRを手がける「MGMリゾーツ・インターナショナル」が提供する。
収容人員は1万人あまり。日本人の入場料は6千円で、訪日外国人客(インバウンド)は無料で利用できる。20歳未満の入場は禁止される。
カジノが注目されがちなIRだが、全体に占める割合は総床面積の3%に満たない。ホテルは国内有数の規模で、富裕層に対応した最高級の部屋も用意。首脳級会合にも対応可能な国際会議場や2万平方メートルの展示場を備えるMICE(マイス)施設もある。
IR区域への来訪者数は開業3年目で1987万人と予想。利用客の内訳は海外629万人、国内1358万人と見込む。(花輪理徳)
from 日本 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/RCqpwnk
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "甲子園13個分の敷地にカジノや会議場 「大阪IR」の姿は? - 産経ニュース"
Post a Comment