岸田首相は13日、19日開幕の先進7か国首脳会議(G7サミット)を前に広島市を訪れ、主会場のグランドプリンスホテル広島や、G7各国首脳らを案内する予定の平和記念公園、世界遺産の厳島神社がある宮島などを視察した。
首相は同ホテルで、警備に当たる警察官や海上保安官らを激励。ロシアのウクライナ侵略などを念頭に、広島サミットは「厳しい国際情勢を考えると、日本の歴史で最も重要なサミットになる」と述べ、警備に万全を期すよう指示した。
首相は視察後、記者団に対し、サミット初日の19日にG7首脳夫妻を平和記念公園で出迎えることを明らかにした。最終日の21日にはインドなど招待国の首脳らと同公園を訪れる考えも示し、「被爆の実相に触れてもらい、実相をしっかり伝えることは、核軍縮に向けたあらゆる取り組みの原点だ」と強調した。
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