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能登地震の家屋被害2万棟超、輪島や珠洲は状況不明でさらに増える見込み…被災地は凍える寒さ - 読売新聞オンライン

 能登半島地震で大きな被害が出た石川県は16日、家屋被害が2万803棟(午前9時現在)となり、2万棟を超えたと発表した。ただ、輪島市や 珠洲すず 市では依然、被害状況は不明で、さらに増える見込みだ。県内はこの日、断続的な吹雪と氷点下の冷え込みになり、被災者は凍える寒さに見舞われた。

 県によると、家屋の被害件数は、七尾市や中能登町、内灘町などで増えた。穴水町は「1000棟」と報告しているが、町は「多数ということ。実態は把握できていない」としている。

 一方、気象庁によると、珠洲市では明け方にマイナス1・2度、輪島市で同0・3度になった。同県能登地方には、波浪警報と風雪注意報が発令されている。

 輪島市内で車中泊を続ける漁師の男性(62)は、毛布やカイロで寒さをしのいでいた。朝方に炊き出しの牛丼を受け取ると、「温かいご飯は本当にありがたい」とほっとした表情を見せた。珠洲市で避難中の女性(59)は「雪が積もると、道路のひび割れがわかりづらくなる。車の運転が不安」と話した。

 珠洲市内では仮設住宅の整備に向けた基礎工事が始まっている。40戸を建設する予定の市立正院小のグラウンドでブロックを並べるなどしていた作業員の男性(34)は、「雪が積もってしまうと除雪が必要になる。工事が遅れかねない」と険しい顔を見せた。

 気象庁によると、能登地方では今月1日の発災後、震度1以上の揺れを観測する地震が1400回を超え、今後2~3週間程度は最大震度5強以上の地震に注意が必要としている。珠洲市内では、倒壊した住宅のわきを集団で登校する児童を教職員が見守っていた。

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