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『シャイニング』呪われたホテルの起源描く前日譚映画、『ドクター・スリープ』の影響でお蔵入りか - THE RIVER

ホラー界の巨匠スティーヴン・キングの原作小説を鬼才スタンリー・キューブリックが映画化した不朽の名作『シャイニング』(1980)には2014年当時、物語の舞台であるオーバールック・ホテルの起源に迫る前日譚企画が存在していた。しかし同企画は見送られ、2019年に『シャイニング』の40年後を描く続編映画『ドクター・スリープ』が公開されている。なぜ、前日譚は製作されなかったのか。同企画の監督として起用されていた『わたしを離さないで』(2010)などのマーク・ロマネクがその理由について明かしている。

『わたしを離さないで』以来、映画作品の監督業から離れているロマネクは、このたび米Colliderのインタビューに登場。監督は、『シャイニング』前日譚企画の脚本作業に実際にあたっていたようで、その内容について以下のように語った。

「素晴らしい脚本でした。スティーヴン・キングが執筆した小説『シャイニング』のプロローグに基づいていたんですよ。プロローグは長さの関係で(小説から)カットされてしまったのですが。だからスティーヴン・キングが原作なんです。別の誰かが作り上げたものではありませんでした。西部劇や荒野ものの様な物語です。ネイティブ・アメリカンの埋葬地を冒涜して建設したオーバールックホテルと、そのオープン初夜に遡るというオリジンを描いていました。」

雪山での惨劇を生き残った少年・ダニーに焦点を当てた『ドクター・スリープ』は、『オキュラス/怨霊鏡』(2013)『サイレンス』(2016)などのマイク・フラナガン監督、ユアン・マクレガー主演と、豪華メンバーにより製作が叶っている。『シャイニング』の物語は、更なる広がりを見せるかと思いきや、ロマネク監督いわく、経済的理由により前日譚の映画化は厳しい状況にあるという。

「莫大な費用が問題で、『レヴェナント: 蘇えりし者』や『天国の門』くらいの見通しになりそうだったんです。恐らく私の印象では、“シャイニング・ユニバース”のようなものが、経済的な道を辿るのか、それとも観客との芸術的な道を辿るのかを確かめるために、(スタジオ側は)『ドクター・スリープ』で試したかったんだと思います。そして、『ドクター・スリープ』は、まあ良くやったと思いますよ。ただ、脚本の内容を映像化するのにかなり費用がかかることを考えると、今は身動きが取れない状況なんでしょうね。」

仮に企画が実現するとなれば、前日譚は建物の初代オーナーであるボブ・T・ワトソンの視点から展開される予定だったという。それでも、「まだ分かりませんよ。おかしなビジネスですから。脚本は上出来です。私は誇りに思っていますね」とロマネク監督が語っているように、オーバールック・ホテルの起源を描く映画が製作される時がいつか訪れるかもしれない。

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Source:Collider

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April 14, 2020 at 05:30AM
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