Search

「見えないモノ」描く 日本画家・仲山さん作品展 - 中日新聞

◆19日から浜松市美術館で

幻想的な雰囲気の仲山計介展=浜松市中区の市美術館で

写真

 心象や想像上の島々など「見えないモノ」を描く浜松市出身の日本画家・仲山計介さん(72)の作品展「仲山計介展 エオンタ 存在するモノ達」(浜松市主催、中日新聞東海本社共催)が十九日、中区の市美術館で始まる。新型コロナウイルス感染拡大で四月二十五日に開幕できず延期となっていた。六月十四日閉幕。

 エオンタとはギリシャ語で「存在するモノ達」の意味。仲山さんは描くことを「DNAの記憶を呼び出すこと」と話す。カンバスに張った金属箔(はく)に硫黄を化学反応させ、自然にできる紋様をベースに、時に手で絵の具を塗りたくるなど力強い作風が特徴だ。

 多摩美大の卒業制作など初期作品、令和に入り制作した新作、仲山さんのライフワークである「島図」シリーズなど計三十一点を四章に分け展示している。

仲山さんの特徴である「島」と「四季」が独特の表現で描かれた作品=浜松市中区の市美術館で

写真

 島図シリーズでは、群青の海に浮かぶ大小の島々を描いた同館所蔵「敷島屏風(びょうぶ)」が目を引く。向かって右側に木々が青々と茂る島々、左側に紅葉した木々が覆う島々を描き、夏、秋の季節を一枚の屏風の中に感じられる趣向になっている。

 島図シリーズの集大成「四季日月山水図屏風」は全長十メートル超と迫力がある。

 新作には近世古典の名作「風神雷神図屏風」に挑んだ「風神・雷神」がある。色彩だけで神のエネルギーを出そうと試みた。

 同館職員の島口直弥さん(34)は「全作品、写真撮影できます。会員制交流サイト(SNS)に投稿してくれたら特製缶バッジを差し上げます」と呼び掛ける。

 予定していたワークショップ(三十日)、ギャラリートーク(二十四日、六月六日)は中止になった。

 月曜休み。午前九時半〜午後五時。一般六百円、高校・大学・専門学校生四百円、小中学生無料。七十歳以上三百円。 

(勝間田秀樹)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"描く" - Google ニュース
May 17, 2020 at 03:10AM
https://ift.tt/2X6vEj7

「見えないモノ」描く 日本画家・仲山さん作品展 - 中日新聞
"描く" - Google ニュース
https://ift.tt/2q5JR3l
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "「見えないモノ」描く 日本画家・仲山さん作品展 - 中日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.