新刊のテーマは「おっさん」
―労働者階級の子どもを研究した名著『ハマータウンの野郎ども―学校への反抗・労働への順応』('77年刊行)で描かれた少年たちは、今や世間から何かと悪役にされがちな中高年へと成長しました。
新著『ワイルドサイドをほっつき歩け―ハマータウンのおっさんたち』では、EU離脱、移民問題、格差問題、緊縮財政など、様々な社会問題に揺れる英国内の「おっさん」たちのリアルな姿が描かれています。
保育士をやっていた経験から、『子どもたちの階級闘争』を書き、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では息子のことを書いていたので、「子どものことを書いてください」という依頼はよくいただいていました。
しかし、本作の編集者から、「おっさんを書いてください」と、これまでになかったリクエストをいただいたんです。
『ハマータウンの野郎ども』では、反抗的で反権威的な英国の労働者階級の少年たちが、なぜ「いかにも」な労働者階級のおっさんになりがちなのかが研究されています。
今回の『ワイルドサイドをほっつき歩け』では、時を経て、離婚、リストラ、借金といった山あり谷ありの人生を歩んできたかつての「野郎ども」が、現実にどんなおっさんになっているのかが見えてくると思います。
当初は、いきなり「おっさん」と言われて意表を突かれましたが、ベビー・ブーマー世代の私の連れ合いやその友人たちは格好のサンプルになりました。
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July 11, 2020 at 04:02AM
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おっさんも結構つらいんです…ブレイディみかこが描く「おじさんのリアル」 - 現代ビジネス
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