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神山征二郎監督「夫婦の生き方描く」 映画「時の行路」上映、トークショー - 岐阜新聞

30作目となった「時の行路」をはじめ映画製作への思いを語る神山征二郎監督=岐阜市日ノ出町、シネックス

30作目となった「時の行路」をはじめ映画製作への思いを語る神山征二郎監督=岐阜市日ノ出町、シネックス

 岐阜市出身の神山征二郎監督(79)の30作目となる映画「時の行路」の上映と神山監督によるトークショーが29日、岐阜市日ノ出町のシネックスであった。2008年のリーマン・ショック後、大量解雇された非正規労働者の闘争や家族の物語を描く作品で、神山監督は「どこかにひずみが生じるのは資本主義の宿命だが、これからをどうするか、ということは今を生きている私たちが考える問題」と語った。

 リーマン・ショックを理由に、仲間の非正規労働者と共に解雇された主人公が労働組合に入り、会社に法廷闘争を挑む物語。青森県に妻と2人の子どもを残し、静岡県の自動車メーカーで旋盤工として働く派遣社員の主人公の五味洋介を石黒賢さん、妻を中山忍さんが演じる。

 神山監督は「米国の証券会社の経営破綻が日本にも影響を及ぼした」と現代社会が抱える課題を憂いながらも、「メッセージ映画ではなく、どこの家庭にもある夫婦の、人間の生き方を描いている」と話した。

 過去の監督作品も振り返り、ダムの湖底に沈んだ旧徳山村を描いた「ふるさと」がモスクワ国際映画祭で上映された際には、会場から拍手が起こったといい、「ふるさとがなくなるということは、日本だけの問題ではないと感じた」とした。映画製作への思いも語り「郡上一揆やさくらを作ったが、岐阜にちなんだ作品をあと2本ぐらいは製作したい」と意欲を示した。

 上映とトークショーは、「岐阜新聞映画部」として岐阜新聞社とシネックスの共同企画(キリンビール、大和証券協賛)で開催。本作は同館で9月11日まで上映される。


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August 30, 2020 at 07:35AM
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