2020年9月14日 5:00 258
10月1日に放送されるテレビ朝日系 ドラマスペシャル「刑事アフター5」で、歌舞伎俳優の
「刑事アフター5」はテレワークやリモート会議など、働き方が一変した世相を反映して制作された、新しい形の刑事ドラマ。犯人逮捕のために昼夜を問わず仕事をしてきた刑事たちが、労務管理コンサルタントの監視下でその働き方を変えていくさまを描く。
菊之助が演じるのは、犯人の気配を捕らえる姿が獲物を狙うハシビロコウに似ていることから、“捜1のハシビロコウ”と呼ばれる主人公・広橋航。広橋は働き方改革に戸惑いながらも、それを受け入れ、アフター5の時間を使って料理教室やアルゼンチンタンゴ教室など、さまざまな世界に足を踏み入れていく。
広橋を演じるにあたり、アルゼンチンタンゴに挑戦した菊之助は「踊りという同じジャンルですが、日本舞踊とリズムの取り方が異なり、とても難しかったです。タンゴの先生も教えるのにすごい苦労されたと思います……。ですが、アルゼンチンタンゴのシーンはかなり面白いと思いますよ(笑)」とコメント。また自ら役作りのために取材を行ったエピソードを明かし、「警察は治安を守る方たちなので、『働き方改革なんて言ってられないですよね?』と聞いたら、意外にも『いや、そうじゃないんです。警察の中でも働き方改革には厳しくやっていて、それはリアルな話なんですよ』とおっしゃっていて。それを聞いて、この作品は架空の話だけではなくて、実際に起きている話なんだと理解しました」と作品への意欲が高まった様子を見せた。「刑事アフター5」は1日20:00にテレビ朝日系で放送される。
尾上菊之助コメント
2時間の刑事ドラマというと、スリルとサスペンスを感じるシリアスな作品を想像していたんですけれども、今回いただいた脚本を拝見した際に、「あれ? これはシリアスではなくてコメディーなのか?」と思いました。もちろん謎解きや推理の部分はあるんですけれども、かなりコメディーの要素も含まれていたので。さらに、働き方改革が鍵となるストーリーとなっていますし、非常に斬新な脚本で惹き込まれました。
これまで企業の社長やシェフなど、自分がやってこなかった職業を経験してきましたが、刑事役は初めてで、ドラマといえどもリアリティーがないと表現できないので、まずは警察の方にいろいろお話をうかがいました。警察は治安を守る方たちなので、「働き方改革なんて言ってられないですよね?」と聞いたら、意外にも「いや、そうじゃないんです。警察の中でも働き方改革には厳しくやっていて、それはリアルな話なんですよ」とおっしゃっていて。それを聞いて、この作品は架空の話だけではなくて、実際に起きている話なんだと理解し、空想の世界の中でもより現実に感じることができました。主演=真ん中に立たせていただくというのは、なかなかできない経験ですし、このような機会をいただいたのも貴重なことなんですけれども、ことにそれを意識することなく、共演者の方たちにお任せして共演者との空気を大事に、現場にいさせて頂きました。
今回演じる広橋航という人物は、今まで犯人逮捕のためなら時間も問わない、少し古いタイプの価値観も持った男なんです。それが、新しい価値観を受け入れていって変化していくというところも見どころの一つです。今まで仕事一本だった人間が家庭での時間を取り戻したり、今まで班のみんなに任せられず自分がいないとダメなんだと思い込んでいたのが、限られた時間の中で班のみんなに任せ、信頼を築いていったり。また、無趣味だったのに、事件をきっかけにアルゼンチンタンゴの世界に触れて、最初は捜査のつもりがどんどんのめり込んでいく──
もちろん仕事に没頭するというのも大事なんですけども、余裕やゆとりを持つことで事件解決につながっていくんだっていう重要な鍵を担っているので、働き方について考えさせられましたね。
アルゼンチンタンゴのシーンはかなり面白いと思いますよ(笑)。アルゼンチンタンゴは、体の軸という意味ではきっと日本舞踊と一緒なんだと思うんですけど、ポジションがぜんぜん違いますし、もちろん間の取り方も違います。自分はぜんぜん踊れませんでしたし、タンゴの先生も教えるのにすごい苦労されたと思います……。
この作品はサスペンスの謎解き要素もあり、刑事ドラマのしっかりした部分も楽しめながら、コメディーの要素も入っていますので、老若男女問わず家族そろって肩の力抜いてみていただけるドラマになっていると思います。ぜひ家族そろって見て笑っていただければと思います。
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