手紙になるカレンダー岐阜出身・酒井さんが県内の風景を描く：中日新聞Web - 中日新聞

県内の風景をイラストにした「岐阜とカレンダー」＝酒井さん提供

　岐阜市出身で筑波大四年の酒井啓成（けいせい）さん（２２）が、県内各地の風景を描いた二〇二一年カレンダー「岐阜とカレンダー」を作り、インターネットなどで販売している。裏面は便箋として使える仕様で、酒井さんは「岐阜を感じながら手紙を書いてもらいたい」と話す。

　一月が冬の白川郷、五月が長良川鵜飼、八月が郡上八幡の吉田川、十一月が紅葉の樽見鉄道と、月ごと、季節ごとにぬくもりのあるタッチで描いた。タイトルは「ギフト」（贈り物）とかけた。

　絵を描くのが趣味という酒井さんは岐阜高を卒業後、故郷を離れて学生生活を送る中で改めて岐阜の魅力に気付き、カレンダーの制作を思い立ったという。昨年もクラウドファンディングで制作資金を募り、二〇年カレンダーを作った。

　新型コロナウイルスの流行で帰省しづらくなっていることから、インターネットで全国販売することにした。酒井さんは「全国で頑張る県出身の皆さんに使ってもらい、心だけでも帰省してもらえれば」と話した。

　岐阜市の柳ケ瀬商店...

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