ロシアが併合を宣言したウクライナのクリミア半島にある軍用空港で起きた大爆発をめぐり、複数の軍用機が破壊されていたことが、衛星写真によって明らかになりました。ウクライナのゼレンスキー大統領は「(ロシア側が)軍用機9機を失った」と話しています。ウクライナ側は公式に、自らの関与を肯定も否定もしていませんが、抵抗運動の助けを借りた攻撃だとする報道もあり、ウクライナが反撃を強めているとの見方が強まっています。
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■■■8月12日(日本時間)■■■
21:45(ミンスク15:45)
ベラルーシの監視団体「爆発の軍用空港、侵攻前にロシア軍が使用開始」
ベラルーシ国内の独立系軍事情報監視団体「ベラルーシ・ガユン」は12日、11日未明に爆発のあったウクライナ国境近くのジャブロフカ飛行場が、旧ソ連時代に設立されてから今年はじめにロシア軍の拠点になるまでの詳しい経緯を通信アプリ「テレグラム」に投稿した。
投稿によると、この軍用飛行場は1954年からソ連崩壊後の94年まで、ソ連の航空偵察部隊が駐留していた。その部隊の撤退後に民間空港になり、航空機の競技会場などとして使われていたという。今年1月末からベラルーシの警察が敷地を管理するようになり、ロシア軍の装備品の搬入が始まったという。
この飛行場はウクライナの国境から22キロと近く、武器などの輸送に使われる鉄道の駅から4キロの位置にあるほか、森に囲まれているため人目につきにくい。
2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まると、ロシア軍のヘリコプター基地として負傷兵や兵士の遺体の搬送拠点になったほか、ミサイルの発射場所にもなった。また、ロシア軍がウクライナの首都キーウに向けて進軍した際には、この飛行場から出発した部隊が、キーウ近郊ホストメリの空港に降り立ったという。
ロシア軍がキーウ周辺部などウクライナ北部から撤退して東部などに転戦した後も、ジャブロフカ飛行場は引き続きウクライナへのミサイルの発射場所として使われてきたという。
11日未明の爆発では、対空ミサイルなどの火器管制用のレーダーや戦闘車両が破壊された可能性が指摘されている。
19:30(キーウ13:30)
「ウクライナ語の本は例外なく没収」ロシア軍、約100の図書館破壊
ウクライナ文化情報政策省のカランディエウ副大臣は12日、ロシア軍により国内の約100の図書館が破壊され、221が被害を受けた、と記者会見で明らかにした。カランディエウ氏は「ウクライナ語で印刷された本は、例外なく没収された。これは言語の破壊だ」と訴えた。
カランディエウ氏によると、ドネツク、キーウ、ミコライウ、ハルキウ各州の被害が激しい。21の図書館は砲撃などで1冊も蔵書が残っておらず、101の図書館は蔵書の大部分を失ったという。
19:00(モスクワ13:00)
ウクライナ中南部のザポリージャ原発が攻撃を受けた問題で、ロシアの国家安全保障会議副議長を務めるメドベージェフ前大統領は12日、「キーウ(キエフ)の乱暴者とその西側の保護者が新たなチェルノブイリをつくるつもりのようだ。原子炉にミサイルと砲弾が近づいて来ている」とSNSに投稿し、ウクライナ側によるものだと主張した。
ロシア側による攻撃との主張に対して、「100%ウソだ」と反発。「欧州連合(EU)にも原発があることを忘れてはならない。たまたま同じことが起こる可能性がある」と、欧州側に警告した。
■ロシア兵の脱走相次ぐ 死者…
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