日本製鉄は18日、千葉県君津市の「東日本製鉄所君津地区」で、排水口から有害物質のシアンが検出されたにもかかわらず、県に対し、検出されていなかったなどと不適切な報告をしていたことを明らかにした。不適切な報告は今月までの過去5年間で計41回に上る。県はこの日、製鉄所を立ち入り検査し、事実関係を調べている。
製鉄所では6月、コークス炉から発生するガスを洗浄した処理水を排出した際、近くの川が赤く変色して魚が大量死した。製鉄所の排水口からシアンが検出されたことから、同社は、過去の水質検査を検証した。
その結果、基準を超えるシアンが検出されたのに記録せず、「不検出」となった再検査の結果を報告したり、県に報告した数値を上回る別の数値があったにもかかわらず、報告しなかったりしていたことが分かった。
製鉄所の谷潤一所長は記者会見で「(県などに)報告していないことや違う数値を提出したことは重い。
県によると、シアンは毒性が強く、大量に摂取すると、呼吸困難や消化器障害を引き起こす恐れがある。製鉄所付近で健康被害は確認されていないが、県は、釣った魚を食べないよう呼びかけた。
from 日本 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/bp6Fnqm
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "日本製鉄、有害物質シアンの流出で不適切報告…「検出されず」など5年で41回 - 読売新聞オンライン"
Post a Comment