昨年7月の銃撃事件で安倍晋三・元首相が死去した後、「お膝元」の山口県長門市で初となった市長選が19日、投開票された。安倍家を支援してきた現職の
開票の結果、江原さんが9974票、南野さんが6889票だった。長門市の江原さんの事務所で当選の一報が流れると、支援者から拍手が上がった。江原さんは「支えてくれた市民の声の重みを感じながら、市政運営にあたりたい」と笑顔で喜びを語った。
同市を含む県西部では中選挙区時代、安倍氏の父・晋太郎氏と林氏の父・義郎氏が議席を争った。旧日置町(現・長門市)の町長だった江原さんの父は、晋太郎氏の地区後援会長を務め、江原さんも支えてきた。
同市には安倍家の墓があり、保守層の大半を安倍家の支援者が占めてきた。ただ、その内部で争いがあり、2019年の前回選も自民支持層が分裂した。江原さんは自民、公明両党が推薦する現職を下して初当選した。
今回も、江原さんに反目する「安倍派」の県議らが南野さんの支援に回った。さらに、安倍氏の後継・吉田真次衆院議員との「公認争い」を制して新3区に立つ林氏が支援したことで、「林派」にとっても、「負けられない戦い」(林氏の後援会幹部)となった。
選挙戦では、林氏の支援者らが南野さんの応援に入る中、江原さんの陣営は代々安倍家を支えてきた地元支援者らに結束を呼びかけ、地力を発揮した。
南野さんの事務所では、落選が伝えられると落胆が広がった。自民党県連幹部は「保守分裂選挙となったが、仕切り直してもう一度党の和をつくっていきたい」と語った。
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