2024/01/14 00:59 ウェザーニュース
0時22分に発生した爆発で、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口中心から1km以上に達したため、噴火速報の発表に至った模様です。
御岳(おたけ)火口中心から概ね2kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
0時22分の噴火は既に終息
気象庁が設置した火山監視カメラの画像を見ると、今回の噴火(爆発)は普段の諏訪之瀬島の噴火と同様のタイプとみられ、0時22分の噴火は既に終息しているものとみられます。気象庁によると、噴煙の高さは火口上500m、弾道を描いて飛散する大きな噴石は火口から1100mの距離まで飛んだとのことです。
諏訪之瀬島は百年以上前から断続的に噴火を繰り返していて、桜島とならび現在の日本国内で最も活発な火山のひとつです。近年はほぼ休みなく毎日のように噴火しています。
火山活動の状況及び予報警報事項
諏訪之瀬島では、火山活動が高まっていますので、御岳火口中心から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
▼対象市町村等
火口周辺警報:入山規制等
鹿児島県十島村
防災上の警戒事項等
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
画像出典
気象庁 火山監視カメラ
参考資料など
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