Search

“象徴”になる過程を描く 連載「首里城 象徴になるまで」に当たって - 沖縄タイムス

 首里城は何の象徴なのか。琉球王国文化の粋、復帰後に沖縄の文化がヤマトに認められる中で取り戻した誇り…。取材先で聞いた答えに、うなずく。同時に、別の側面を持つことにも改めて気付かされる。

首里城 象徴になるまで

首里城 象徴になるまで

 城下町・首里汀良町に生まれ育った高良正次さん(88)は真珠湾攻撃の1941年12月、首里第三国民学校で10歳の同級生らと沖縄神社拝殿だった正殿で戦勝を祈願した。「王様のいた城こそ誇り。が、時代時代で意味は変わる」と話す。

 南風原文化センターの元館長、大城和喜さん(70)の地元・南風原町では、琉球王国時代、首里に近いがために王府役人の家で働くなどの恩恵を受けた。一方で不作の年、綱引き用に例年の数倍ものわらの供出を強いられるなどの苦痛も味わった。

 大城さんは「華やかな首里城は近くて遠い存在。苦労して税を納め、支えた祖先がいたことを考えたい」と首里城公園が開園した92年、展覧会「南風原の風 首里城をマンガタミした(背負った)農民たち」を企画した。

 連載「首里城 象徴になるまで」は、生きた時代も土地も異なる人々の心にどのように象徴のイメージが育っていったかを点描することで、焼失からよみがえろうとしている朱色の御城(うぐしく)に何が望まれているのかを浮き立たせる試みだ。「再建元年」に考える契機としたい。(首里城取材班・城間有、堀川幸太郎)

Let's block ads! (Why?)



"描く" - Google ニュース
January 01, 2020 at 01:46PM
https://ift.tt/2ubQbrL

“象徴”になる過程を描く 連載「首里城 象徴になるまで」に当たって - 沖縄タイムス
"描く" - Google ニュース
https://ift.tt/2q5JR3l
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "“象徴”になる過程を描く 連載「首里城 象徴になるまで」に当たって - 沖縄タイムス"

Post a Comment

Powered by Blogger.