動物園で、人間のような表情やしぐさを見せる姿に一目ぼれ。以来「ゴリラ画家」を自称して描き続ける男性がいる。神戸市北区の古立章さん(46)。「チャレンジ精神で人生を楽しみたい」と、44歳で地方公務員を辞して画業に専念する。「ゴリラは、人が見習うべき姿を見せてくれる」。7~19日、中央区元町高架通3のギャラリー「Pocket美術函モトコー」で個展を開く。【木田智佳子】
甘える赤ちゃんをいとおしそうに見つめる母親、座っているだけで貫禄たっぷりの雄、背中をくっつけてほほ笑んでいるように見える小さなゴリラと大きなゴリラ。作品からは古立さんの「ゴリラ愛」が伝わる。
「絵は趣味程度に好きだった」という古立さんが、本格的に習い始めたのは2013年。子どもが通う絵画教室に迎えに行った時、講師に誘われたのがきっかけだった。同年から「近代日本美術協会」の美術展に出品。入選や入賞をするようになると、画家への夢が膨らんだ。「二足のわらじが無理ならば、公務員を辞める」。不安はあったが、妻も背中を押してくれ、26年勤続した職場から離れた。「同僚たちは『気は確かか』と驚いていた」と振り返る。
東京・上野の美術館であった絵の授賞式に出向いた16年のある日、待ち時間にふらりと入った上野動物園でゴリラと出会った。一頭一頭が個性的で、故郷・広島の漁師町で見かけた風格あるおばあちゃんや、「昭和の怖いお父さん」を思い起こさせた。「自分にしか描けないもの」を探していた古立さんは「これだ!」と直感した。
それ以来、ゴリラのいる動物園に出かけては観察して写真を撮り、作品に仕立てている。今回の個展では油彩、水彩の原画約30点を展示。レプリカやポストカードの販売もする。「ゴリラの生きる姿に胸を打たれながら描いています」と話す古立さん。「新型コロナで殺伐としがちな今、絵を見て笑顔になってもらえたらうれしい」
ギャラリーは正午~午後7時(最終日は午後5時まで)。13日は休み。問い合わせはプラネットEartH(050・3716・3540)。
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July 07, 2020 at 08:34AM
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描くのは「ゴリラ愛」 動物園で一目ぼれ 公務員から画家に転身した古立章さん - 毎日新聞 - 毎日新聞
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