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数学2科目を必須にした東京外国語大、志願者が74%に急減し1・1倍の専攻も - 読売新聞オンライン

 国公立大2次試験の前期日程では今年、情報・データサイエンス系学部が人気を集め、志願倍率が10倍近くの狭き門となる大学もある。また、難関大が志願者を増やす一方、地方大では倍率の低下が目立ち、専門家は「入試の二極化が鮮明になってきた」と分析している。(上田詔子、古郡天)

 「理系で一番の大学。第1志望なので力を出し切りたい」。25日朝、東京工業大を受験する都内の私立高3年の男子生徒(18)は緊張した面持ちで試験会場に向かった。

 東工大は、東京医科歯科大との統合や推薦入試などでの「女子枠」創設で注目を集め、2次試験(前期)の志願者数は前年比で1割増の4167人となった。中でも、東工大でデータサイエンスや人工知能などを扱う情報理工学院(定員86人)の志願倍率は前の年の9倍から9・9倍へと増えた。同学院を志望する鹿児島県の男子浪人生(19)は「幅広く情報を学ぼうと志願したが、高い倍率を知ってプレッシャーです」と苦笑い。

 河合塾の調べでは、国公立大の情報・データサイエンス系学部の志願者数は前年比で116%となった。世界的なデジタル人材の需要増を受け、学部開設が相次ぐ。国公立では2023年度、一橋大と和歌山大、名古屋市立大で新たに設置される。一橋大の新学部「ソーシャル・データサイエンス学部」は前期(定員30人)の倍率が6・1倍で後期(同25人)は25・8倍に達した。

 コロナ禍による景気の落ち込みを反映し、資格取得や就職に有利とされる医療系(前年比103%)や経済・経営・商(同104%)も人気を集めた一方、文・人文(同92%)、国際関係(同85%)などは減少した。

 

 統計などを駆使するデータサイエンス重視の影響で、文系学部入試に数学を導入する動きも出ている。

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