東京 狛江市の強盗殺人事件で逮捕された容疑者らが、現場周辺に向かった2台のレンタカーのうち1台を事件後に近くで乗り捨て、もう1台の車で逃走していたことが分かりました。警視庁は、乗り捨てた車に捜査の目を向けさせ、容疑者の割り出しを遅らせるねらいがあったとみて調べるとともに、別の事件でも同様の手口が使われていることから関連を捜査しています。
東京 狛江市の住宅で90歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、警視庁は、金沢市の土木作業員、永田陸人容疑者(21)や埼玉県川口市の職業不詳、野村広之容疑者(52)ら3人のほか、事件に使われたレンタカーを手配したとして埼玉県三郷市の柔道整復師、福島聖悟容疑者(34)の合わせて4人を強盗殺人などの疑いで逮捕し、24日午前、このうち2人を検察庁に送りました。
これまでの捜査で、事件の直前、実行役とみられるメンバーらは、2台のレンタカーに分乗するなどして、神奈川県内の駐車場で合流したことが明らかになっています。
その後の捜査で、メンバーらが2台の車に分かれて狛江市内に移動したあと、1台で現場の住宅付近に向かい、事件後、この車を乗り捨ててもう1台で逃走していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
乗り捨てられた車は現場近くのコインパーキングで発見されましたが、事件との関連を直接示すものはなく、翌日、足立区内で見つかった逃走車両の中には住宅から奪われた高級腕時計などが残されていました。
警視庁は、乗り捨てたレンタカーに捜査の目を向けさせ、容疑者の割り出しを遅らせるねらいがあったとみて調べるとともに、去年、東京 稲城市や中野区で起きた強盗傷害事件でも同様の手口が使われていることから、一連の広域強盗事件との関連を捜査しています。
野村容疑者 団地でひとり暮らし 理事会で役員も
5年ほど前、団地の理事会で役員を務めていたといい、当時一緒に活動していたという40代の男性は「理事会の会合の際、みんなとの行き違いで自分がばかにされていると誤解し声を荒げる場面もあった。そうやって周りを威圧して自分を守ってきたのかなという印象があった。一方で、役員を打診された時は『おお、そうか』と引き受けるなど、周囲と積極的に関わろうとする雰囲気もあった」と話していました。
事件については「当時の印象からすると、事件を計画したり、指示を出したりできるような人ではなく、指示役に利用されるなどしたのではないか。ただ、許される事件ではない」と話していました。
また、団地の同じ棟に住む84歳の男性は「いつも夕方に出て行って朝帰って来るので、夜の仕事をしている人なのかと思っていた。階段ですれ違うときはいつも道をあけて踊り場で待っていた。理事会の仕事について何度か説明したが、その際は声を荒げたりすることもなく、ごく普通の人だった印象がある」と話していました。
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