Search

娘を低血糖症で入院させ共済金詐取か 逮捕の母親は容疑を否認 - nhk.or.jp

大阪 大東市によりますと、縄田容疑者は娘と2人暮らしで、去年10月、「子どもが入退院を繰り返している。母親が食事を与えていないのではないか」「母親が子どもに罵声を浴びせている」という匿名の通報が2件、メールで寄せられたということです。

このため、市は、容疑者と娘の面談をしたほか、近所の住民からも聞き取りを行い、「親子のコミュニケーションはとれ、娘が痩せ細っている様子もなく虐待の兆候はない」と判断しました。

また、娘が通う小学校にも聞き取りを行ったところ、学校からは「母親は『娘には難病があり、検査のため入院を繰り返している』と説明している」と伝えられ、入退院についても問題はないと判断したということです。

一方で、短い期間に虐待を疑わせるメールが2件寄せられていたことから、市は去年11月、娘が軽度の育児放棄を受けているおそれがあるとして、子どもを見守るための「要保護児童」として登録し、小学校に対し、異変があった場合は連絡するよう求めていたということです。

その後、市に小学校からの連絡はなかったということです。

ことし1月22日、娘は、「ケトン性低血糖症」で6日間入院しました。

体調は回復し退院しましたが、わずか5日後の2月1日、発熱やおう吐の症状が出て、再び入院したということです。

入院して4日目の2月5日、病院の看護師は、娘に電話をかけてきた容疑者の発言を、周囲に音声が聞こえる携帯電話のスピーカー機能によって聞いていました。

この時の容疑者の発言は、
「泣くなって、うっとうしいから。警察にいうで」
「泣いている理由は、ユーチューブばっかし見てたから怒られたって言いや」
「食うなよ、寝とけ」
などというもので、これがきっかけで事件が発覚したということです。

翌日、2月6日に病院から通報を受けた児童相談所の大阪府中央子ども家庭センターは、2月9日に娘を一時保護する対応をとりました。

児童相談所から通報を受けた警察が捜査に着手し、警察によりますと、娘は「入院前の2日間は梅の駄菓子を3つしか食べていない」と話したほか、入院前の3日前の最後の食事は、小学校の給食だったと話していたということです。

さらに、警察によりますと、娘は「小学2年生の時から、急にママからピンク色の薬を飲まされる。その薬を飲むと気持ち悪くなってゲーする」「夜、ママが『病院に行こう』と言って、車で病院の駐車場に行った。ママがピンクの薬を持ってきていて、『上を向いて』と言って、また飲まされた」と説明したということです。

容疑者は、ことし4月と6月、いずれも傷害の疑いで逮捕され、起訴されました。

そして7月18日、詐欺の疑いで再逮捕されました。

容疑者の自宅から、薬の服用に使ったとみられる計量スプーンが押収されたということです。

警察によりますと、娘は現在、中央子ども家庭センターで保護されていて、保護されたあとは、1日3食の食事をとって体調もよく、元気に走り回っているということです。

Adblock test (Why?)



from 日本 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/WBUOIJj
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "娘を低血糖症で入院させ共済金詐取か 逮捕の母親は容疑を否認 - nhk.or.jp"

Post a Comment

Powered by Blogger.