3日早朝、千葉県一宮町の釣ケ崎海岸に多数のイルカが打ち上げられているのが見つかった。同町によると、海岸沿い約500メートルにわたって32頭の個体が確認され、このうち数頭は息絶えていた。生きているイルカについては、近くに住むサーファーたちが沖へ帰す救助活動を展開した。
現地調査に訪れた国立科学博物館の田島木綿子研究主幹によると、漂着したのはカズハゴンドウの成体で体長2~3メートル。近年、千葉や茨城の沿岸で春先になると漂着が頻繁に見られる。餌を追い、黒潮に乗って北上した群れが冷水域とぶつかって迷い、強い風と波によって海岸に運ばれてきた可能性が高いという。
サーファーたちは午前8時過ぎから海に入り、砂浜に体が上がって動けなくなったイルカを1頭ずつ沖へと押し戻した。この日は海からの風が強く、イルカが再び波打ち際に戻ってくるなど救助活動は難航し、夕方近くまで続いた。現場には近隣住民も駆けつけ、心配そうに見守っていた。
救助に参加したサーファーの浜口進さん(54)は「海岸に上がったイルカを見たのは初めて。弱っているイルカもいたが、一頭でも多く助かってほしい」と話していた。【金沢衛】
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