大阪市内の牛丼チェーン店「吉野家」で、卓上に置かれた容器内の紅ショウガを自身の箸で口にかき込み、店舗の業務を妨害したとして、大阪府警住之江署は4日、いずれも大阪市西成区に住む建築業の嶋津龍(35)と友人で飲食店経営の岡敏秀(34)の両容疑者を威力業務妨害と器物損壊の疑いで逮捕したと発表した。2人とも容疑を認めているという。
府警によると、嶋津容疑者が紅ショウガを食べ、岡容疑者が動画を撮影。岡容疑者は「(嶋津容疑者に)『おもしろいことやってや』と頼んだら、いきなり食べた。めちゃ面白くて、みんなに見てほしかったのでSNSに上げた」と供述している。
毎日新聞が入手した動画には、嶋津容疑者とみられる男性が左手に持った紅ショウガ入りの容器を顔に近づけ、自分の箸を容器に突っ込む様子が映っている。少なくとも5回以上にわたり箸で紅ショウガを口の中にかきこみ、容器に口をつけるような仕草も確認できた。撮影者とみられる人物の笑い声も収められていた。
今回の迷惑行為はどのような経緯で発覚したのか。
「こんな動画がネットにアップされていますよ」
吉野家などによると、2023年2月4日、東京都内の店舗を訪れた一般客が店のスタッフにこう声をかけた。吉野家はインターネット上を確認したところ、嶋津容疑者らが関与したとされる動画を翌5日に把握。迷惑行為を受けた大阪市住之江区の店舗も特定し、府警に被害届を出した。
吉野家は5日にこの店の営業を一時停止。紅ショウガの交換や備品の消毒・洗浄を実施したという。広報の担当者は「お客様に不快・不安な思いをさせ、外食全体の安全・安心が問われるニュースになったことは誠に遺憾。再び起きないことを切に願っています」とコメントした。【郡悠介、横見知佳、砂押健太】
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