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暴力団組長、頭部撃たれ死亡 神戸・長田のラーメン店 県警が捜査本部設置 - 神戸新聞NEXT

 22日午前11時過ぎ、神戸市長田区東尻池町9にあるラーメン店で、男性店主が倒れているのを女性従業員が見つけて119番した。兵庫県警によると、男性は特定抗争指定暴力団山口組弘道会傘下組織の余嶋学組長(57)。頭部に銃で撃たれた跡があり、搬送先の病院で死亡が確認された。県警暴力団対策課と長田署は殺人事件とみて同署に捜査本部を設置した。

 捜査関係者によると、余嶋組長は頭部などから多量の出血があり、厨房付近であおむけに倒れていた。搬送された病院でのCT検査で頭部に銃弾とみられる影が確認されたことなどから、捜査本部は、拳銃などで至近距離から撃たれた可能性があるとみている。

 捜査本部の調べでは、22日午前に従業員の女性が出勤すると、店と同じ建物の上階に住む余嶋組長が既に店にいた。その後、女性は買い出しの指示を受けたといい、「店にいたのは2人だけだった。買い物から帰ってきたら倒れていた」などと説明しているという。

 捜査関係者によると、店内に銃のような物はなく、立ち去った人物が銃を所持して逃げた疑いがあるという。弘道会は山口組の中核組織で、捜査本部は24日にも司法解剖して死因を調べるとともに、トラブルの有無や暴力団関係者の関与などを捜査する。

 現場は、JR新長田駅の南東約1・3キロにある住宅や事業所が立ち並ぶ地域。

■白昼の街、動揺広がる

 またも、銃撃とみられる事件が起きた。日本最大の暴力団「山口組」の分裂以降、兵庫では暴力団関係者が路上で撃たれる事件が相次ぐ。白昼のラーメン店で頭を撃たれたとみられる暴力団組長が見つかった神戸市長田区の現場では、住民らが不安そうに捜査員を見守った。

 現場となったラーメン店の近くには、スーパーもあり、週末の人通りは多い。交差点や道路に立ち入りを規制するテープがはられた店の周辺では、鑑識活動が続き、警察犬も出動した。

 救急車のサイレンで事件に気付いたという、近くに住む女性(53)は「現場に居合わせた人によれば、救急隊員は『あかんあかん』と言いながら担架で救急車に運んでいったらしい」と表情を曇らせた。

 山口組が分裂したのは2015年8月。17年9月には同じ長田区の路上で、山口組とたもとを分かった組織の組員が射殺された。

 また19年10月は神戸市中央区の組事務所前の路上で、別組織に所属する組員2人が銃撃されて死亡。同年11月には尼崎市の繁華街で、同じ組織の幹部が自動小銃で撃たれて殺害された。

 22日にラーメン店で倒れていた余嶋学組長も頭に銃弾のような物が見つかり、兵庫県警長田署捜査本部は銃が使われたとみている。

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