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特集・「熊本空襲」を描く92歳女性【熊本】 - www.fnn.jp

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75年前の7月1日、熊本市中心部は焼け野原に…。その『熊本空襲』で家族を亡くした92歳の女性が〝あの恐ろしい夜〟の悲惨さを伝えようと絵を描きました。熊本市北区在住の赤木満智子さん(92)は75年前の空襲のとき軍の施設が集まる熊本市の大江地区に住んでいました。「兵舎を狙った空襲があったが、間違って我が家あたりが一番に…。警戒警報のサイレンが鳴る前にやられた」と言う赤木さん。「我が家の屋根に焼夷(しょうい)弾が落ち姉と二人で水で消していたら、近所の自転車屋さんの屋根が燃えているというので行って水掛けしているうちに空襲が激しくなって家には戻れなくなった。朝になって帰った。石の門を目当てに行ったら、こんもり盛り上がりくすぶって燃えているところがあり、祖父が寝たまま焼け死んでいた。祖母が狂ったように泣きだした。防空壕(ごう)も造っていて、叔父が飛び込んだままの姿勢で足を宙に投げ出して亡くなっていた」と悲惨な出来事を振り返ります。熊本市中心部は154機のB29による爆撃を受け、新市街を中心に市内の3分の1が焼け野原になり、8月10日の2回目の空襲と合わせ600人を越える人が犠牲になったといいます。「蒸し暑さと、人の焼けた臭いが忘れられない。自分が生きていくので精いっぱいだった。家族の病気など何とも思わない。最後には『自分が一番』ということ。寂しいことだけど…」と赤木さん。『50の手習い』として油絵を始め、植物や日常の風景を中心に描写。しかし、戦争を知らない世代が増えるにつれ、その悲惨さを伝え平和を未来へつなげたいと思うようになりました。忘れてはいけない〝あの恐ろしい夜〟が二度と起きないことを願って初めて自分が体験した熊本空襲の様子を描いたのです。「私が燃えているところを指差している。これが姉。実際こんなだったんですよ。我が家は燃えてしまいましたけどね」。東京でも「東京・山の手空襲」に遭い3度の空襲を生き延びた赤木さんにとって戦争とは…。「つらいこと。なるべくなら触れられたくないという気持ちが強い。だから文章だけではなく絵にも残しておかないと」。

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July 01, 2020 at 05:49PM
https://www.fnn.jp/articles/-/58454

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